コラム|私立高校授業料無償化がもたらす影響|学研G-PAPILS 花殿校(宮崎)|中学生・高校生の定期テスト対策塾|
コラム
2026.04.10
私立高校授業料無償化がもたらす影響
宮崎県は「県立高校志向の王国」です。しかし、その構図は、私立高校の授業料無償化によって大きく変化していこうとしています。高校の選択肢は事実上広がることになりますが、そのことによって中学生の受験熱が「緩やかになる」かというとそうではありません。大きく「二極化」が進むと予想されています。「選択肢が増えて門戸は広がる」と考えられがちですが、そうではないことに注意が必要です。「上位層の進学校争いはいっそう激しく、むしろ複雑化する」 と考えられています。理由は以下のことによります。
県立高校離れに危機感を持った県教育委員会は、「県立の魅力向上」のための入試制度改革を(2027 年度入試)から劇的な制度変更を予定しています。
① 推薦と一般の一本化です。2 月と 3 月の 2 回チャンスがあった制度を「前期入試」として一本化し、一度に選抜します。これは複数志願制の導入を可能にするためであり、 1 つの試験で複数の高校を志望できるようになります。
これにより、「不合格」のリスクを減らしつつ第 1 志望に挑戦しやすくなるため、上位校(大宮・西)を目指す層の競争は、緩和されるどころか、よりハイレベルな学力勝負になる可能性があります。
② 私立高校の 授業料が無償化されたことで、「県立大宮や西にギリギリで入るより、私立の特進コースで手厚い指導を受け、大学進学を目指す」という選択をする家庭が増えています。このため私立高校、なかでも特進コースの難化が予想されており、 私立上位コースの志願者が増えれば、当然合格ラインは上がります。
つまり、私立高校授業料無償化がもたらすことは、従来の「県立か私立か」という二択ではなく、「どの学校が最も大学合格実績を出してくれるか」という「教育の質をめぐる競争」にシフトしています。
宮崎市内特有の 「大宮・西・南・北校への進学校志向」は依然として根強く、私立が無償化されたことで「有利な環境を求める上位層の椅子取りゲーム」 は、より早い段階から加熱していくことが予想されます。中位層以上にとっては、市内県立4校と私立高校特進コースの競争が熾烈化し、市内県立4校と私立高校特進コースの激しい競争の中で、二極化が進んでいくと予想されています。
また、成績下位層にとって無風かというと、そうではありません。私立高校の専願争いの顕著化が予想されています。数字の上では受験緩和も考えることもできるのですが、定数を確保するための競争が生じ、全体的な学力の底上げが求められ、油断できない状況になっています。
また、成績下位層にとって無風かというと、そうではありません。私立高校の専願争いの顕著化が予想されています。数字の上では受験緩和も考えることもできるのですが、定数を確保するための競争が生じ、全体的な学力の底上げが求められ、油断できない状況になっています。



